新型コロナウイルスの感染拡大による政府の緊急事態宣言から一夜明けた8日、“サラリーマンの街”でおなじみの東京・新橋のJR新橋駅前SL広場は、夕方から夜にかけ、普段よりも人の行き来は少ないものの、会社員の姿が多く見られた。
駅近くのリース会社に勤める60代男性は「新橋駅を利用して7~8年だけど、いつもより人は少ない。私も本当は家にいたいけど、全員がテレワークだと仕事が回らない。交代で出社している」と本音を漏らした。
また「コロナウイルスの影響で、密閉空間になるからと、会社だけじゃなく、飲食店でも喫煙所が閉められているところがある。たばこを吸うには、外に(公共の)喫煙スペースがある遠くのところまで行かないといけないから大変だ」と苦笑いだった。
ホテル勤務の30代男性は、接客もあるため「テレワークはできないですね…」とポツリ。広場を見渡し、「これだけ人が少ないのはなかなかないかな」と驚いていた。周辺の居酒屋も緊急事態宣言を受け、休業を知らせる貼り紙をする店が目立った。「いつもはよく飲みに行くけど、今は行けないですね。嫁からも『早く帰ってこい』と言われているので」と家路を急いだ。
保険関係の仕事の60代男性は「これまで、朝電車が混んでいるから時差通勤で定時の1時間半前に出社するようにしていたが、今は30分前出社でも電車がガラガラで座れる。会社も交代でテレワークしているので、人が少なくて広々しているのはいいかな」と話した。
報知新聞社
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